大学生に人気の国内旅行に「石川県」があります。
平成27年に北陸新幹線の長野・金沢間が開通してから、さらに観光客も増えてにぎわっていますね。
伝統文化の根付いた、上品な雰囲気の街です。
大学生協にも金沢旅行のパンフレットが置いてあることが多いので、チェックしてみてくださいね。
石川県までのアクセス
石川県までのアクセスは、飛行機、新幹線、高速バス(夜行バス)のいずれかになります。
石川県の空港は、「小松空港」です。小松空港から金沢市内まではバスがあり、40分ほどです。
羽田、成田、札幌、仙台、福岡、那覇から便があります(羽田以外は便が少ない)が、LCCは就航していないので料金は一番高くなります。
それに対して1番安い交通手段は、高速バス(夜行バス)になります。
東京、宮城、埼玉、千葉、神奈川、山形、新潟、岐阜、富山、愛知、大阪などから発着していますよ。
時間とお金のバランスを考えて、交通手段を選びましょう!
観光スポット
兼六園・金沢城
金沢市の中心部にあります。夜はライトアップされていて、日中とはまた違う雰囲気を味わえます。
桜、紅葉、雪、どの組み合わせも最高なので、時期を選ばずに美しい風景をみることができます(^O^)/
21世紀美術館
最高のインスタ映えスポットです。金沢に訪れる大学生はほとんどが行っているでしょう!
そとがわは無料の公園エリアになっているのですが、そこでも十分に楽しめます。連休のときには人が多くてゆっくり見られないので、少し時期・時間をずらすと良いかも。
レアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」が有名。芸術に興味がない人でも一度は訪れるべき!
近江町市場
「金沢の台所」と言われる近江町市場。お店が開店する9時ごろだと人は少なめですが、昼頃からはかなりの賑わいをみせます。
新鮮な海鮮の食べ歩きをしたり、海鮮丼を食べたり。
すこし奮発してのどぐろを食べるのがおすすめ!どこでも食べれるサーモンやいくらはまたの機会に。
金沢駅
金沢の伝統芸能である加賀宝生の鼓をイメージした2脚の柱に、
緩やかな曲面を描く屋根をかけた鼓門。
金沢に来たら絶対に見たい!
千里浜なぎさドライブウェイ
金沢市内から車で1時間ほどで行けます。国内で唯一波打ち際を自動車で走ることができる砂浜です。
ノーマルタイヤで走れるので、レンタカーでもok!こちらもかなりインスタ映えな写真が撮れますよ。
グルメ
回転寿司
石川県の回転寿司はレベルが高い!と有名です。超激戦区!日本海の海の幸を手軽に食べることができます。
中でも、「金沢まいもん寿司」「もりもり寿司」「すし玉」「海天」は有名で、いくつか店舗もあります。
石川県の回転寿司でしか食べられないようなネタも多いので、要チェックです!
第7ギョーザ(ホワイトギョーザ)
分厚い皮に包まれた、とても食べ応えのある餃子です。こんな餃子は今まで食べたことがない!
にんにくが入っていないのに皮が厚く、1つがボリュームがあるので、けっこう満足感があります!平日の昼間でも並んでいるくらいの人気店です。
金沢おでん
金沢おでんは、上品な味わいで具だくさんなのが特徴です。
特徴的な具は、車麩やバイ貝!車麩はよくダシを吸っていてジューシーで、バイ貝は良いダシを出してくれています。
冬季限定の「かにめん」も是非!
体験談・口コミ

大学時代、中谷宇吉郎という学者の方が書いた「雪」というエッセイを読んだことがありました。
確か、雪だできる時の温度や湿度によって、雪の形状が異なってくる、というものだったと思います。
僕はそのころ雪のめったに降らない大阪に住んでいたので、「雪にそんな色々な変化などあるのだろうか?」と半信半疑でした。
ところが、その雪の変化を現実に実感する日がきたのです。
大学生の頃、友人たちと連れ立って金沢へ旅行へ行くことになりました。
学生ゆえ、豪勢な旅行というわけにもいかず(まあそこが旅情にもなるのですが)、いわゆる「青春18キップ」なるJRが期間限定で発行している格安な切符(18キップとはいっても、年齢制限はありません)を使用して、大阪から鈍行に乗って金沢へ向かうのです。
季節は冬でした。朝、大阪を出発したころには、雪など影も形もありませんでした。
それが福井の近くになると、大量の雪が降り積もる雪景色です。
そのあたりで長い停車時間があったので、いったん電車から外へ降りてみました。あたり一面見渡す限り雪です。掬い取ってみました。
大阪でたまに降る雪と同じ、水分の多いベチャっとした雪です。
僕たちはそこでしばらく雪と戯れたあと、再び電車に戻りました。
そのあと、雪景色は変わらないまま、単調に電車は金沢に到着しました。
その頃には、もう雪など見飽きています。
雪にはなんの感慨もなく、兼六園を見学し、香林坊で酒や料理に舌鼓をうちました(多浪、多留の学生集団でしたので、全員成人です)。
当日宿泊する国民宿舎への帰り道、雪が降りかかってくるのに気づきました。
なんと、雪はコロコロと僕の服の上を転がり落ちていくではありませんか!
手に乗せてみると、今まで見たことのないような六角形をした、固くしまった雪です。
「ああ、このことか」少年時代のエッセイの内容をこの時実感しました。
この後、国民宿舎に戻り、みんなで布団を並べて寝ていました。
しばらくすると、今まで味わったことのないような寒さで目を覚ましました。寒い、寒すぎる!
そう、エッセイには、雪の形は温度で決まると書いてあったのです。
あの雪は、この寒さがあったからできあがったのだと、僕はそこであの言葉を心の底まで実感することができたのです。